2011年3月29日火曜日

春風るんるん 歌声サロン コンサート


2/28(月)自身が勤務している、12階東病棟にて患者さんへの音楽・歌のプレゼント、 「春風るんるん歌声サロン」 コンサートを行いました。


メンバーは「プリン・ア・ラ・モード」、ボーカル3名。ピアノ伴奏1名です。 私は企画者・ピアノ担当です。また、12階東病棟で働いているクラークでもあります。


院内では年に数回、病棟・ロビーで音楽コンサートが随時行われています。 その度、病室からエレベーターに乗ってコンサートで出かける患者さん達を見ていました。 「これくらいしか 楽しみないからな~ 私らっ」とボソっと聞こえてきた声。 この声こそが 今回のコンサート開催へと繋がるきっかけとなりました。


【曲目】

1 冬景色

2 ペチカ

3 シクラメンのかほり

4 花

5 ろくでなし

6 白い恋人たち

7 津軽海峡冬景色


「白い恋人たち」はなんとフランス語で、司会のフスルンさんが歌って下さいました。

ほか6曲はすべて歌詞カードを用意し、患者さんみなさんと一緒に歌いました。


冒頭一曲目から、患者さんの大きな声で始まり、メンバー一同、ビックリ!驚かされました!! 2曲、3曲と続き、4曲目「花」ではピークを迎え、大合唱となり、患者さん達のパワーをダイレクトに受け取りました。私たちスタッフは患者さんたちと対面に立っていましたので、特に直に伝わってくるのです。 どの曲も好評で、色々な曲を織り交ぜた「プリン・ア・ラ・モード」らしいコンサートとなりました。


翌日、患者さん・看護師さんたちからは「ありがとう楽しかった」「またやって欲しい」「普段あまりしゃべらない患者さんが歌っていた!」など、うれしい言葉を沢山いただきました。 病室から動けない患者さんには寂しい思いをさせてしまったかもしれませんが、「音が聞こえてくるので楽しい」と言ってもらえてた様です。しかし動けない事をくやしい思いをさせてしまうのでは?との思いも芽生えました。複雑な面は必ずあるのだと経験いたしました。


実は、今回ののコンサートで、私自身ボランティア活動というものを人生で始めて経験しました。 普段、院内コンサートに出かける楽しそうな患者さんの笑顔を見ていたある日。病院5階講堂で行われたマーブルフェスタ夏祭り。楽しそうなので、少し覗きに行きました。 医学部の学生さん達や、患者さん達の演奏や踊り・・・・。また職員さん達の出店等もあり、とても賑やかに楽しかったのを覚えています。 コンサートを聴く患者さん達の笑顔を見ていると、何だか私にも演れそうな気がしてきて、唯一のと取柄であるピアノで参加が出来ないか、と考え始めました。すぐにボランティア登録し、さあ!コンサートをやろう!と思い企画を考えていた矢先、相方メンバーが急病で企画が中止・・・。どうしよう・・・・と迷ったまま。登録から半年が過ぎようとしていました。 仕事柄、毎日病院に通っていますので、コーディネーターさんとは偶然出会う事もあり、声をかけてくださっていました。一人で演ろうか・・・・。でも・・・・。と色々考え出すと悩んでしまい、ナカナカ前に進みませんでした。


そんなある日、ボランティアルーム主催 第一回バクの日にて今回のヴォーカルとなったメンバーと初対面。いきなり「プリン・ア・ラ・モード」結成!!となりました。 出会ったその日に大体の日程・内容まで決定し、今までの半年がウソのように あっという間に本番の日を迎えました。 特に今回、司会・歌を担当いただきました フスルンさんは普段 歌声サロンの先生をされていますので、プログラムから楽譜・歌詞まで何案も持っていらっしゃったので、トントンと話が進みました。 また、ヴォーカルの勝倉さん、小野田さんも心の広い、且つ俊敏な方々で、1言えば20くらい考えてすぐに行動していただき、ほとんどぶっつけ本番の状態でも コンサート成功へと繋がりました。


もちろん、コンサートの指揮をとっていただいた ボランティアコーディネーターの 巽さん 杉山さんには、当日の会場セッティング、ポスター等、細かい気配りと共に、全てをまとめていただいております。 今回のコンサートを行うにあたり、12階東病棟の沖師長、石橋先生方々、許可・承認をしてくださりありがとうございました。当日は沖師長にはお忙しい中、コンサートの音量や、設営にもご協力いただきました。ありがとうございます。 ボランティアチームのはりねずみさんには、衣装まで作っていただいて大変嬉しかったです。ありがとうございます。 皆様の協力あってのコンサート成功、患者さんの心の癒しになった事を願います。

12階東 脳神経外科病棟 クラーク 今井春子


「プリン・ア・ラ・モード」のメンバー

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