2011年4月20日水曜日

第3回 バクの日ミーティング 3/18(月)

参加者:小野田さん、勝倉さん、阪本さん、幸平くん、幸平くんの友達

ナビゲーター:ふするん

ボランティアスタッフのあっちょが、マーブルタウンの新ロゴを考えてきてくれたよ!
前のスタイリッシュな気球から、今度は彩り豊かなイラストへ。かわいい子どものイラストが心和ませてくれます

さあ、どれに決まるかな??

そして、マーブルタウンの紹介マップもできました。私たちの楽しい街へようこそ!の思いがつまったマップになりました。

とっても素敵です。あっちょ、ありがとう!!!



東日本大震災の被災者や被災地に対して、マーブルタウンとしてどんなことができるのか?という話をしました。

小野田さんのお知り合いに、自衛隊の方がおられて、避難所の極限状態での食事、亡くなられた方々の遺体の収容の状況など、自分たちの思いや身の回りの人の体験談を持ち寄って真剣に話しました。
マーブルタウンらしい震災支援活動ってなんだろう?やっぱり募金?

マーブルタウンは、市大病院の患者さんのサポートを目的としてできました。

いま目の前にいる患者さんのためにできることを考えていくグループだから、みなさん現場の専門家ですよね!

被災された方に愛情やあたたかさをお届けすることができたらいいね。

はりねずみさんの手作りの品や、ひと手間かけた食事を提供するなど、なにか身近なことで「ほっ」と心が安らぐような支援ができないか、今後とも話し合っていきます。



『おかえり! 医学部生の能見くん』
8ヶ月で33カ国まわってきた!といって日焼けした顔でにゅっとあらわれたのが能見くん!
ふするんは、ちゃっかり能見くんやお友達の旅人の撮っていてくれた写真をイベントに使わせてもらいました。
能見くんの写真コレクションには、あの世界一の山エベレストや美しい景色、日々の暮らしやおいしそうな食事が満載です。
観ていて、自分が旅しているような気分になれました。これはぜひ多くの方に観てもらわないともったいない!
ということで、夏に能見君の写真スライド上映会を開催してもらう予定です。
お楽しみに!

ボランティアスタッフ ふするん

2011年4月19日火曜日

クレイグさんの日記

木曜日、初めてはりねずみに参加しました。
グループにあたたかく迎えてもらったこと、みなさんから親切に教えてもらったことを感謝しています。
亡くなった赤ちゃんのためにガウンを縫うことはとても大切でそして少し悲しいことだと思います。
そして、ガウンを縫う時間はとても意味のあるものだと思います。

はりねずみのボランティアがこの仕事をすることで、
看護師が時間を患者のケアのために使うことができると聞きました。

だから、はりねずみは病院にとって、とても大切な役割を持っています。
私はねずみで過ごす時間を楽しんでいます。

また来週みなさんに会うのを楽しみにしています。


はりねずみのメンバーから、縫い方を教えてもらっています。



一針一針、心を込めて・・・
この日は、医学部6回生のボランティアスタッフも参加して
一緒にドレスの制作をしました。


エンジェルドレスができました

2011年4月14日木曜日

♪玉響 春いちばんコンサート 開催♪

みなさま こんばんは! ボランティアスタッフの小野田です。玉響コンサート企画・開催に至るまでを、ご紹介させて頂きます。
私は去年の11月10日から、今年の1月10日まで62日間。この市立大附属病院にお世話になり、入院致しておりました。
退院後は自宅待機、3月からお仕事も復帰・・入院から4ヶ月がたちます。
突然の病気告知から一生この病気と、お薬と付き合う事になりました。
『病気?入院?・・まさか自分が・・?』
今 入院なさっている患者様も、同じ驚きを感じられたと想います。
自分のお家で 当たり前のように、自由に暮らしていた生活と一致して。
この白くて四角い病院の中での生活は、病気を治す為にいろんな規制もあり、今までとは流れる時間も違う中 初めはみなさんが戸惑う事が多々あります。

私は“病気にはなったけれど、病人にはならない”のポリシーをつらぬき、自分の生活に戻った時・・まだまだやりたい事も、たくさんあるので、『私らしくありたい・私らしく過ごしたい』そう思い病気と向き合いました。

そんな私の62日間の入院生活を、支えてくれたのは、家族や親せき・友達。
なんとお見舞いに105人が、足を運んでくれて自分でもビックリしました。
お世話になったこの病院の先生方やスタッフさん・ボランティア皆さん。
沢山の方々に支えて頂き、感謝の気持ちで一杯です。
そしてもうひとつ私の背中を押し、応援してくれたのは♪うた♪でした。

私は歌が大好きで・・上手には歌えないんですが、GOSPELを習っています。
入院してから自由に唄えない、声を出して唄えない事がとても辛かったです。感染症に注意する為、病棟から出られない日々が続き・・やっと先生から、夜間や休日の人がいない時間なら、病棟外からの移動許可を頂きました。

静かな1Fのリハビリの待合室で、何日かぶりに大きな声を出して歌えた時
「唄って声を出すってこんなに楽しい」嬉しくて笑顔になり、涙が出ました。
それからここが私のレッスン場になり、発声や練習曲を何度も唄いに行き、
車いすやギブスの方もリハビリに、歩かれている時もあり・・それぞれが努力したり、休憩したりする、自分の時間を過ごせる場所を見つけました。
この限られた空間の中での入院生活は、毎日が何の変りもなく静かに流れて、朝6時に枕元の電気がつき、夜10時には消える・・お風呂屋やお食事の時間もきちんと決まっているここの生活で、自分の病気と闘いながら患者様はみなさん頑張っていらっしゃるから、体も心もしんどくなる事がおありだと思います。

私も毎日続く検査や、病棟から出られる日々・・思えばいろいろ大変でした。
そんな私に癒やPOWERや元気を与えてくれたのは、やはり大好きな歌でした。
入院にあたり携帯もiPhoneに変えて、いろんな音楽を毎日聞いていましたが、何よりも癒されたのは私のお歌の先生で、今回LIVEをして頂いた“玉響”のボーカルSHINさんの心に届く歌が、そばにありとても大きな支えになりました。
先生は私の闘病生活もよく御存じで、先生の歌はそんな私の疲れやしんどさを癒して暖かい感動や、柔らかな心を与えてくださいました。

入院中院内Xmasコンサートを2回見せて頂き、音楽はやはり笑顔の源だと感じ、患者様が笑顔や元気になれるように、私も音楽を通じて何か協力したいと思い、ボランティアコーディネーターさんをご紹介して頂き、この企画が完成しました。
毎日をここで過ごされる患者様が、ひと時でも一瞬でも私と同じ安らぎを感じ、先生の深くて優しい歌を聴いて癒されて、笑顔になってもらえたら嬉しいなと先生にご相談したら“いいよ! 歌いにいくよ”一言でお返事して下さいました。

玉響さんのメンバーは、ボーカル・SHIN。伴奏・コーラス・リード・作詞・作曲もでがけるベッチのお2人です。
SHINさんはGOSPELスクールやエグザイルの養成校、カルチャーセンター等の多方面で歌の先生をなさっていて、ベッチはお仕事をされ歌やピアノの練習も同じスクールで頑張っておられる、プロコースのとてもかわいい女性です。
お2人は普段はGOSPELなど、英語を中心とした歌を歌っていらっしゃいますが、玉響では日本語の歌のやさしさや暖かさを、ほんのひと時でも皆さんに感じてもらえたらと去年の2月から、ライブハウスやイベントで活動されています。

今回のLIVE開催にあたり玉響さんお2人・沢山のお友達が協力してくれました。
☆歌のプロ☆患者様を想いあれこれ考え、1時間も歌って下さった玉響さん。
☆デザインのプロ☆イメージを伝えると、ポスターやパンフレット作成Tさん。
☆音響のプロ☆講堂でライブが出来るよう、音響機材一式持込み設営Iさん。
☆コーラスの応援☆スクールのお友達3名、ワークショップ参加Y・K・Aさん。みんな今日の為にお仕事を休んで、兵庫や和歌山に奈良・大阪と遠い所から、重い機材を運び会場の飾りつけや、設営から後片づけまで協力してくれました。
改めて友達って凄くて素晴らしい、みんなの協力に感謝の一言につきます。





そしてボランティアの仲間の皆様!
色とりどりの綺麗な神のお花の切り抜きや、会場ご案内をしてくださった皆様方、お忙しい中ご協力頂きまして、本当にありがとうございました☆ みなさんの愛情で会場は春いっぱいの、優しいお花が咲きました。

何よりコーディネーターの巽様・杉山様には、お仕事がお忙しい中入院中からボランティア登録や企画書をあげるまで、何度も打ち合わせやご指導頂いて、今日のライブを実現する事が出来て、心からお礼申し上げます。

当日は思いもかけずこの大きな被害を、もたらしている地震が起こり患者様もかなり動揺されたり、体調も悪くなられたり・・・エレベーターも止まったりして、いろんなアクシデントがある中、どうにかライブは開催され、ほっととしました。

今回のライブへのお問い合わせが、ポスター貼りだしからかなりあったらしく、席が足りるかと心配していたのが、地震後は講堂に来て頂けるか心配に変わり、玉響さんは患者様がお1人でも、お2人でも来て下さったら歌うから大丈夫と、笑顔でおっしゃって下さり、ハラハラしていたので、本当にありがたかったです。

少しずつお客様がお集まりだして、PM5:45定刻通りライブスタート。

1 ♪春よ来い
2・3 ♪ふるさと~この道
4 ♪赤とんぼ
5 ♪Amazing Grace
6 ♪Oh! Happy Day.(ワークショップ)
7 ♪あなたがいるから
8 ♪聖者の行進~上をむいてあるこう(ワークショップ)

SHINさんの暖かな声が皆さんの、心に響き伝わり拍手に笑顔に涙・・・。
一瞬にして私が感じてほしかった、安らぎや感動が会場を包み込みました。
涙されたり、笑顔の花が咲いたり、患者様のお顔が生き生きと輝いていました。
春を感じる歌や、日本の心を伝える唱歌、ゴスペル曲を織り交ぜながらの8曲。
地震の怖さや病気のつらさも忘れるような、あっという間の1時間でした。
SHINさんの楽しいMCに、ベッチの伴奏やコーラスも入り、楽しく進行の中。
ワークショップでは初めて歌われる英語の歌も「口を縦に開けて大きな声を出して、間違っても全然大丈夫だから」と発音から先生に教えて頂きました。
「は」の口で「へ」って発音するのに、「は?へ?」と思わずみなさん大爆笑。
そして音を乗せていきわからなくなったら、好きなように唄っていいよと先生。
「皆さんと会えて幸せな日だから、とにかく大きな声で楽しく唄いましょう。」

会場はOh! Happy! Day!って皆さん元気に唄って、マイクを向けても笑顔のままですごく楽しそうに唄って下さいました☆ 本当にHappy! Day!~なんて幸せな日! 私も友達も皆さんと笑顔で、ご一緒に唄えてとても嬉しかったです。

2つ目のワークショップの曲はSHINさんが♪聖者の行進を、英語で唄われて。
私たちが♪上を向いて歩こう~と、曲の間にはめ込んで行く至難のわざ?(笑)
会場はびっくりするくらい声が一つになり、皆さんとてもお上手でした。お名残惜しくもこの曲で、今日のライブで最後の曲となりました。

ライブが終わり、会場を後にされる皆さんを、玉響さんもお見送りして下さって、「ありがとう」「嬉しかった」「素敵な歌が聞けて楽しかった」たくさんの方が笑顔で暖かい言葉をかけてくださり、先生も「こちらこそありがとうございました」

患者様が笑顔で大きな声を出す事で、元気になってほしいと言われていたので、みなさんすごく輝く明るいお顔に、玉響さんも本当に嬉しい笑顔をされていました。

私にも「玉響さんを聴かせてくれてありがとう」「私もあと2カ月入院するので、とても落ち込んでいたけれど、元気をもらえた。ボランティア頑張ってくださいね」
たくさんいろんなお言葉をかけて頂いて、私は微力なのに、なんてありがたい事。
アンケートを読ませて頂いても、本当にみなさんの言葉に感動で涙・涙でした。
現実を受け止め病気と向き合っている時間を、先生の深くて暖かい歌を聴いて癒され、少しでも笑顔で過ごしてほしい~そんな私の願いをSHIN先生は理解して唄いに来てくださって、先生の歌から患者様にその心が伝わっていました。

自分も同じ患者の立場であり、この空間で癒される時間は本当に必要です。
また病院のボランティア関係者の先生方や師長様方からも、暖かいお言葉や手作りのプレゼントまで頂き、ありがとうございました。
ボランティアスタッフさんを含め皆様が、病院で生活される患者様をとても大事に考えていらっしゃる事に、玉響さんや協力してくれたお友達が「マーブルタウンは、本当に素敵な街だ」と感動いたしておりました。
今回も沢山の方の支えで、本当にいいライブになり、ありがとうございました。
玉響さんは皆様のご要望に対し、次回のライブも考えてくださっています。

入院中から企画し温めた ♪春いちばんコンサート♪を、本日開催させて頂き、本当に心から感謝申し上げます。

PS.
そして、この日は東北地震の日と重なり・・自宅でテレビを見て驚きました。
痛ましい現実に何が出来るかと言えば、あまりにあの自然の前には無力です。
やはり、私たちに出来る事は、皆で声や心を一つにし、関西圏から元気を唄う事。
義捐金のチャリティーライブで沢山の人が、天に向かい祈り唄い輪が広がる。
楽しんだりただ歌うのではなく、目的は東北への復興を願う気持ちです。
玉響ライブの日はいろいろと、想いの深い日となり、忘れられないですね。
きっとそれも意味のある事なんだと、今やれる事をやっていこうと感じました。
患者様が入院生活の中でも、笑顔で楽しい時間を過ごせますように・・。
そして少しでもその役にたてますように・・I Pray For You。

平成23年3月11日 ♪小野田 寛子♪

2011年4月13日水曜日

震災の診療支援のお話を聞いて

東日本の被災地に支援物資を届けるため、4月1日、集まった支援物資の整理・梱包等を行いました。作業後は、座談会にて、被災地で診療を行っていた整形外科の高松医師からお話を伺いました。 参加した学生の感想です。



TVなどの報道においては、被災地の現状よりも原発などに関する報道が多くなっているように感じますが、報道が少なかったからといって、復興したわけではないんだ、と思いました。

報道において写真や映像をみる機会はありますが、実際に現地に行かれた方に説明していただきながら見る写真は今回の震災が、より身近に感じられました。

先生方が訪れたころの避難所は、お風呂・野菜・卵がない、という状況のようでした。水道・電気がストップしているためトイレはカップに水を入れて、流しておられるそうです。ご飯はおにぎりとインスタントで、TV、携帯電話も使えなかったとき普段当たり前のようにしていることが、当たり前ではないということに改めて気付かされました。

私たち一人ひとりにできることは小さいことかもしれませんが少しでも行動していくことが大切なのではないか、と思いました。

今回、お話を聞かせていただいて、もっとしっかりと自分の考えを持って、毎日頑張っていきたいという思いが強くなりました。

同志社大学大学院文化情報学研究科 上阪彩香

2011年4月12日火曜日

はりねずみワークショップ「チューリップをつくりましょう」




6回目のワークショップは、2月17日に行われました。

今日はきれいな和布を使ってチューリップのかわいい小花を作ります。

病室で手芸を楽しんでいらっしゃる患者さん「入院中は暇を持て余していたから、この様な機会に巡り会えて、とても嬉しいわ」と本当に楽しそうです。

患者さん同士「いや~元気だった」と久しぶりの再会に感激のシーンもありました。

「誰も面会に来てくれない日は寂しくて、毎日がブルーになっていたので、この会に参加が出来て、一辺に元気が出たわぁ~ この様な参加型のワークショップ毎日でもあれば良いのに」の声も、私たちにとっても嬉しい限りです。




私も入院経験があります、室では皆さんカーテンで囲って会話もなく、一日一日が長くブルーになる気持ちはよく理解できます。
その様な方のためにも、できる限りワークショップを続けていきたいと思っています。

ボランティアとして、小児科病棟で音楽療法士をされている先生も来られ、可愛い作品に喜ばれていました。きっと小児科病棟の癒しの空間として可愛い花が咲くことでしょう。
それを見つめる小児たちの笑顔も想像できます。

又、男性の患者さん「そんな物よう作らん、明後日退院やから見学に来たのや」との事、では退院のお祝いにとスタッフが作り花束にしてプレゼントしました。

今日は80歳代の方も数名参加です。
でも、皆さん自分の作品を手にして、とてもよい表情で記念撮影です。皆さんのお顔から笑みがあふれ楽しそうに帰られる姿に勇気づけられました。

書いていただいたアンケートには、退院したら、はりねずみ工房に参加したいと数名の方、はりねずみ工房も今後益々の大繁盛で素晴らしいアイデアも沢山出てくることでしょう。

乞うご期待!!


はりねずみ工房 三村清子