こんにちは!
患者さんとご家族に楽しんでもらえるようなワークショップを行っている、
神戸大学生ボランティアグループのべーこっこです。
2011年3月23日(水)13:10~16:40
こども病棟にて、「みんなでつくろう!粘土の世界☆」というテーマで、
粘土のワークショップを行いました。
高さ約5cm、八つ切りの画用紙2枚分の大きさの箱に、
海をイメージしている水色の画用紙を敷いた、‘箱庭’を用意しました。
そこに粘土で陸地や山、島をつくってもらいながら、‘箱庭’に置くもの(例えば、海洋生物、車、動物、海賊)も自由につくってもらいました!
ボランティアのおねえさんに手伝ってもらって、お気に入りの色を作ります。
いるか組・らっこ組に時間帯を分けて行い、9人の子どもが参加してくれました。
粘土は、赤・緑・黄・青・白・黒色の紙粘土と大理石調粘土、土粘土を用意しました。
粘土を丸々4,5個使い、粘土ベラで粘土にユニークな顔を刻み込み、
‘海賊’を4,5体つくった子、マグマが流れる火山をつくった子、
自分の好きなキャラクターをつくった子、
赤と青の粘土を混ぜて‘宇宙’ゾーンをつくった子。
‘箱庭’に置くのには興味はなく、ただひたすら自分のつくりたいものをつくったり、
自分でつくるよりもボランティアスタッフにつくってもらったり、
‘箱庭’に置くものよりも‘箱庭’自体を夢中でつくったり…
いろんな楽しみ方ができて良かったと思います。
「よいしょっ、よいしょっ」
難しかったけど、こんなにかわいくできました!
「粘土が乾いたら、お水をつけるといいよ。」
“スニーカーと、サッカーボール“
かわいい海賊だね♪
以前、好きなものを自由につくってもらう粘土のワークショップを行ったのですが、
今回は‘箱庭’があることで、
‘箱庭’自体をつくってもらう作業と‘箱庭’に置くものをつくってもらう作業があり、
‘箱庭’が変化すれば‘箱庭’に置くものも変化する、その逆も然り…と、
相乗効果があったように思います。
また、例えば「この海賊がな…」というように、ストーリーを話す子が何人かいました。
さらに、皆が自分の‘箱庭’に置くものを‘箱庭’に置くことで、
自分の作品だけでなく他の子の作品を共有することができ、一体感がありました。
一つだけしかない、みんなの世界ができたと思います。
参加してくださった患者さん、協力してくださった看護師さん、保育士さん、前田さん、ボランティアコーディネーターさん、本当にありがとうございました。
私事ですが、今年の4月から社会人になりました。
べーこっこだけでなく、6東のレクリエーション参加、外来案内など、
市大病院で様々な活動をした約2年間を振り返ってみると。。。
最初は、初代べーこっこの流れに乗って活動すれば良いかな~と軽く考えていましたが、
自分たち2代目になって活動を見直すことになりました。
メンバーで何度も話し合い、はりねずみさんやふするんさんの活動などを見学し、
ボランティアコーディネーターさんとも話し、今思えば、
あの時は苦労したし悩んだし、早くワークショップ(WS)したいと思っていたなぁ。
しかし、時間をかけて準備したからこそ、自分たちの軸がしっかりとでき、
揺らいだり悩んだりした時も、その軸を見直すことで、ぶれずに活動できたと思います。
今も、悩み反省することは多いですが、
大きな失敗や滞りはなく、WSをすることができるようになり、少し誇らしいです。
これからもべーこっこは良い意味でどんどん変化していくと思いますが、
『継続』と『患者さんとご家族に楽しんでもらえるようなWSをする』
『良いWSをつくるために、メンバー同士ぶつかり合う』
というのは変わらないで欲しいと、ひそかに願っています。
暴走しがちな私を支えてくれたべーこっこメンバー、ありがとう。
市大病院のボランティア活動や、ボランティアコーディネーターの巽さん、杉山さん、
ボランティアスタッフさん、関係者さんを通して、
当たり前だけれど忘れがちになる大切なものを感じ、学ぶことができました。
それらはいっぱいあり、言葉にし難いのですが、人をほっこりさせるものです。
ずっと、ずっと忘れないようにします。
充実した時間を過ごすことができ、成長させて頂き、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
今後もマーブルタウンの一員として活動したいと思っていますので、
よろしくお願いします。
稲田 さやか
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