2011年1月20日木曜日

[新春]女の闘い!?

1月13日(木)は、縫製活動チーム「はりねずみ」の新年明けて第1回目の活動日でした。


押し花のカード作り





それぞれの個性を活かしたものが出来ました♪



新年会として「プレゼント抽選」を開催。
メンバーの一人が、サプライズで抽選の品を手作りで用意してくれました!
初めて見学に来た方も抽選に参加。スカーフが当たり、とっても嬉しそうです♪

抽選の品が残りました…。そこで、みんなでジャンケン。
女の闘い!? みんな、いつになく真剣な表情でした(^v^)


新年会のお楽しみもあり、にぎやかな時間でした。
来週からは、2月中旬の「はりねずみワークショップ」に向けて準備していきます。

きょうだいのきもち

市大病院でボランティアに参加させていただいてから、1年半がたとうとしています。
1つ1つの活動やイベントが多種多様で、私の抱いている病院のイメージが、いい意味で覆されていくのを感じます。

今回は私自身の話をしたいと思います。
私には心の中でずっとあたためている夢があります。
それは、「病気の子どもの“きょうだい”を支える」ということです。
その思いの背景には、私の歩んできた道が大きく関係しています。

私は中学3年生の時、病気で弟を亡くしました。
弟とは6歳離れていることもあり、とてもかわいくて、大好きで、いつも一緒でした。
その弟がいなくなって、私は自分の大切な一部をなくしてしまったように思いました。
私は弟に会いたくて、弟のいない日々があまりにもつらくて、泣いてばかりいました。

また、家族の揃っている人がうらやましくて仕方なく、「私はみんなと違うんだ」と感じさせられることも、私にとってとてもしんどいことでした。
どこにいても、何をしていても、弟のことを思い出し、気持ちが押しつぶされそうになりました。
しかし「誰も私の気持ちなんかわからない!」と思いこんで、誰にも話さず、自分でどうにかしようともがき続けていました。

しかし大学生になって、勇気を出して弟の話を少しずつ周りに話していくうちに、自分の心がほぐれていくのを感じたのです。
それはきっと、自分の気持ちを受け止めてくれる人がいて、自分1人で苦しみや悲しみを抱える必要はない、と気づいたからだと思います。
そして私は少しずつ自分の気持ちを整理していけるようになりました。

そんな経験から、今つらさやさみしさなど様々な感情を抱いているであろう“病気の子どものきょうだい”を支えることが、私の夢になりました。
きょうだいが自分の気持ちを素直に表現できて、「1人じゃない」と感じられる心のよりどころを、ゆっくりとではありますが作り上げていきたいと思います。


大阪大学人間科学部3年  前田直子

「まいおやつ」 ワークショップ


1月13日に「怪獣とあそぼう」というテーマでワークショップを行いました。

大きな怪獣にのったり、怪獣が持つ風船にのったりして楽しく遊ぶ子供たち。

その子供達の顔を描いてもらったり、服の模様をシールを貼って作ってもらうのを、外来に来た子供達に手伝ってもらいました。

はじめはブロックで遊んでなかなか来てくれなかった子供さんも、一度参加すると「もっとしたい!」と診察が終わってからも参加してくれました。

何枚も顔を描いてくれた子供さん。○シールをいっぱい貼ってステキな洋服をたくさん作ってくれた子供さん。
一歳児の子供さんも、おおきなシールを貼ってくれたりと、それぞれの年齢に応じて無理なくできる方法で参加してくれました。

できた作品はお母さんと一緒に怪獣にのせたり、怪獣が持っている風船に貼ったり、また、自分が貼ったものを嬉しそうにお母さんに報告したりと、微笑ましい光景が見られましたよ!

みんなが作ってくれた作品は、三階小児科外来廊下突き当りのガラス面に貼ってありますので、ぜひご覧くださいね。

午後からは、待合室の壁面を変えました。
動物が遊んでいるところや、コップを持ってうがいをしている子供達の飾りを貼っていると「今度は、なにやろね~」と言ってくださるお母さんとこどもさんや、うがいの飾りで早速遊んでくれているこどもさんもいて、関心をもってくださってて嬉しかったです。















2011年1月17日月曜日

宮本師長さんからのプレゼント

手芸が趣味の宮本師長さんが、ぬいぐるみを寄付して下さいました。
「クッションを作るのに切れ端が余ったから、クマちゃんをつくってみた」ということです!



こんなにカワイイ宮本師長さんの作品は、年に2回のバザーで皆さまのお手元にお届けしています。

18階東病棟 「クリスマス コンサート」

12月24日(金)、18階東病棟の患者さんとご家族を対象に、たまごオーケストラが「クリスマスコンサート」を開催しました。今回のコンサートには、スペシャル・ゲストとして、麻酔科の浅田教授が演奏に参加して下さいました!


クリスマスの装いで、おもてなししました。


医学生と麻酔科の浅田教授とのアンサンブルです。
「アルハンブラの思い出」「翼をください」「秋桜(コスモス)」の演奏に聴き入りました。



素敵なギターの音色でした。


病棟看護師さんは、患者さんの誘導をしてくださったり、
クリスマスの飾りつけや装いで盛り上げてくださいました♪


クリスマス・プレゼント!?

袋から出てきたのは…、会場の皆さんにお配りする「歌詞カード」。
医学生からのサプライズです!


患者さん・ご家族・職員全員で「きよしこの夜」を歌いました。


終了後、とっても優しい表情の浅田教授と看護師さん方。
患者さんが喜んで下さると、職員も元気になります。

みんなでパチリ! お疲れさまでした。

6階東病棟で「クリスマスツリー作りワークショップ」




病棟のガラスの壁面が、患者さんのツリーで華やかに♪

こんにちは、私たちは神戸大学の学部生・院生によるボランティアグループ・「べーこっこ」です。
寒い日が続いていますが、皆様風邪などひかれてはいないでしょうか?

そろそろクリスマスの足音が聞こえてきた12月7日、
神経精神科病棟にて、クリスマスツリー作りのワークショップを行いました。

内容は、ツリーの形をした台紙を、患者さんの手で思い思いにデコレーションしていただくというものです。だいたいA4画用紙ほどの大きさのツリーを、一人ひとりに作っていただきました。
デコレーションの材料は、折り紙を切り抜いた星・ハート・音符、雪のような綿だけでなく、布地や折り紙で作った、プレゼント箱やロウソクの飾りも用意。ハニカムペーパーという紙を使って、立体的なボンボンも作ってみました。

ワークショップの準備をしている間にも、「今から何やるんやろ?」と覗いてくださる患者さんがちらほら。
普段ボランティアスタッフは「今日のワークショップ、ほんまに皆さん来てくれるんやろか…」とソワソワしながら準備している訳ですが、こうして興味をもっていただけるのは嬉しい限りでした。

今回のワークショップは11名の患者さんが参加され、また沢山の看護実習生さんや看護師さんにも一緒にツリーを作っていただくことができ、とても賑やかな一日となりました。
ものづくりを通じて様々な会話が生まれ、交流が深まるのがワークショップの良いところだなぁと感じました。とある患者さんが、他の方の作品を見ながら「やっぱ作品って個性が出るなぁ…」と感慨深げに話しておられるのも印象的でした。

作品が完成した後は、病棟の窓一面に皆さんの力作を貼って展示しました。11個のツリーが並んだ姿はまさに圧巻。患者さんや看護師さんが集まり、ツリーを眺めながら話が弾みました。
冬の印象的な1シーンになりました。

参加してくださった患者さん、協力してくださった看護師さん・看護実習生さん・ボランティアコーディネーターさん、本当にありがとうございました。

ちなみに、これにて2010年のべーこっこによるワークショップはすべて終了。
2011年も元気にワークショップを企画していきますので、ご参加お待ちしています!

べーこっこ・湯通堂健

2011年1月4日火曜日

こども病棟でのボランティアご希望の方へ

このブログをご覧いただき、たくさんの方から「こども病棟でボランティアしたい!」というお申し出や、 問い合わせがあります。
そこで、皆さんの疑問に、この場を借りてお答えしたいと思います。

Q:どうしたらこども病棟でボランティアできますか?
まずは、当院のボランティアとして、登録していただくことになります。
ボランティア面接を2か月に1回開催していますので、詳しい日時については、
ボランティアルームまでお問い合わせください。

なお、面接は、平日の午後、講習を含めて約2時間、お時間をいただきます。
面接日までに必要書類の提出をお願いします。

<下記より書式をダウンロードしてください>
※ダウンロードできないときには、ボランティアルームより郵送いたしますので、お知らせください。
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/hosp/information/recruitment/volunteer.html


Q:どんな内容の活動をしていますか?
ボランティアスタッフが常時、病棟に滞在するという方法ではなく、
ボランティアスタッフの誰かが企画したワークショップを病棟で実施する形になります。
それなので、開催は不定期です。
今まで開催した内容は、フィンガーペインティング、粘土細工づくり、エコバッグづくり、コンサート、音楽療法等の参加型イベントです。

Q:自分で企画することはできませんが、ボランティアに参加したいと思っています。大丈夫でしょうか?
企画したボランティアスタッフだけではなく、サポートが必要な場合は「この指とまれ!」方式で、登録ボランティアスタッフの中から、サポーターを募集しますので、ご安心ください。

Q:土日も活動できますか?
当院のボランティア活動は、平日(月)~(金)となっております。
土・日・祝日は、職員の数が少なく安全管理が整わないため、実施しておりません。


Q:高校生でも参加できますか?

高校生以下の子どもさんは、入院中の子どもさんのきょうだいでも、病棟に入れないという決まりがあります。同じ年齢くらいの子どもさんが入院していることもあるので、子どもたちの気持ちに配慮するためです。

その場合、「小児科外来」といって、子どもたちが通院するときの診察までの待ち時間に、
ボランティアをすることもできます。活動の時間帯は、朝10時~12時となります。
普段は学校があるという場合、夏休みや春休みなどの長期休暇のときに、活動することもできます。

長い待ち時間に、ボランティアの皆さんが楽しい時間をつくってくれたら、
子どもたちはとっても嬉しい気持ちになるでしょう♪

Q:他に決まりはありますか?
こども病棟では、治療によって免疫力が下がっているこども達が過ごしています。
ボランティアスタッフがこども病棟に入るためには、小児感染症(麻疹・風疹・おたふく風邪・水痘)に罹患したことがあるか、ワクチン接種を受けて、抗体ができている状態であることが必須です。

ワクチン歴や既往歴は自己申告となっていますが、明確でない場合、ご本人で近くの医療機関で、抗体検査やワクチン接種していただくことをおすすめします(費用は自己負担となりますこと、ご了承ください)。
なお、ワクチン接種を複数受けないとならない場合、時期をずらさないと接種できないことがあります。
活動を始めたい時期をご考慮の上、準備をお願いいたします。

★わからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

医学部オーケストラ「クリスマスコンサート」

手作りポスター


私たち大阪市立大学医学部オーケストラ部は将来の医師・看護師を目指す学生により構成されている団体で、定期的に 病院でのコンサートを開催させていただいており、12月21日(火)に病院5階の講堂にてクリスマスコンサートを 開催致しました。

「そりすべり」、「ラデツキー行進曲」、「美しき青きドナウ」、「クリスマスメドレー」、歌のコーナーでは「ふるさと」 「川の流れのように」を演奏しました。
当日はたくさんの患者さんにお越しいただきました。御参加してくださった方々、本当にありがとうございました。
約30分という短い時間でしたが、ラデツキー行進曲では患者さんにも手拍子で参加していただいたり、
オーケストラ演奏をバックに歌っていただく歌のコーナーなど、患者さんと楽しい時間を共有させていただきました。

今回はクリスマスコンサートということでトナカイやサンタの帽子などのコスプレをして演奏したり、多くの患者さんがメロディーにあわせて歌って下さったり、リラックスした良い雰囲気だったと思います。
演奏している私達も患者さんから元気をたくさんいただきました。
プログラムや講堂の飾り付けなど、ボランティアコーディネーターの杉山さん、巽さんには大変お世話になりました。
またこのような院内コンサートを開催する予定ですので、よろしくお願い致します。


大阪市立大学医学部オーケストラ部 池永達彦




会場までの通路で患者さんをお迎えする医学生たち



たくさんの患者さんとご家族にお越しいただきました

看護師さん、ボランティアスタッフも応援にきてくださいました

NHK厚生文化事業団の取材がありました

昨年度、縫製活動チーム「はりねずみ」のミシン購入のため、52万円を支援してくださいました
「NHK厚生文化事業団」より、11月26日(金)午後、取材がありました。
そこで、NHKの方を逆取材! その様子をご紹介します。

「はりねずみ」の活動場所でインタビュー
とっても和やかな雰囲気でした~。


支援金で購入させていただいた刺しゅうミシンを使って制作した
刺しゅうバッグを写真撮影しています。


東京から来てくださったNHKの方は、患者さんボランティアが多く所属している「はりねずみ」の活動について、丁寧にお話を聞いてくださいました。
購入させていただいたミシンを使って、今後も、患者さんとご家族に喜んでいただける作品の制作をめざしていきたいと思います!

今回の取材の様子は、《NHK厚生文化事業団 わかば基金「わかばなかま」最新リポート》をご覧ください。
http://www.npwo.or.jp/wakaba/